「ホテル・ルワンダ」を観た
1994年、100日間で100万人が虐殺されたルワンダで、1200人の命を救ったひとりのホテル支配人の話。
あまりにも恐ろしく凄惨な事実。見終わったあと、しばらく言葉を失った。
「この事件はどこか遠い国の出来事で、平和な日本に住む私たちには関係ない。」という態度はとることはできない。
日本でも、このような狂気の種は、普段あまり気付かない形で何処にでもあるのではないか。
「穏やかで礼儀正しい」はずの日本人たちも、関東大震災直後に朝鮮人に対して、第二次大戦中には同じ大アジアの同胞であるはずの中国人に対して、同様のことをした。
「気の狂った」虐殺者たちは、それまでは、普通の生活者、または「国を愛し、家族を愛する」普通の兵士だったのではないか?
普通の人間であるはずの自分にも、虐殺する側になり得るプロセス、のようなものがあるのだろうか。いったいどのようなものなのだろう。
現代は、その気になれば、どの国の出来事にも何らかの手段でアクセスできる。どこかの国でどのような事件が起きても、何処からか何らかの形で、わずかでも、我々とつながっているのだ。
なので、何かを目撃した時に、消費して終わりにするのではなく、それについて考え、自分なりの行動をとることは、私の責任だ。と思って、日々すごそう。
狂気の種に火をつけるのは、常に指導者だ。
指導者は、自分の仕事のミスや無能を隠すために、人々の興味を「刺激があり」「興奮する」物事へそらさせる。この常套手段は、今の日本の社会でも常に行われていることですね.
だまされない様に気をつけないとね。
コメント (3)
いづつカントクもこの映画をすすめていたので気になっていた。けどすごく重そう。
投稿者: ちん● | 2006年02月09日 02:51
日時: 2006年02月09日 02:51
気になっているならば、是非観ることをお勧めしますよー。
投稿者: こばやし | 2006年02月09日 03:17
日時: 2006年02月09日 03:17
一昨日発売の
SAPIOにも紹介されていましたね。
うーーーーーーーーーん
気になる。
投稿者: キクチャン | 2006年02月09日 10:55
日時: 2006年02月09日 10:55