2005年02月05日

怖い歯科医

Nは本当に怖い目にあった。なじみの遠方の歯科医院に出向くのが面倒臭く、ちっとくらいの虫歯治療ならどこも差はないだろうと思ったのが大きな間違いであった。SF映画「未来世紀ブラジル」におけるラストシーンのような恐怖を味わうはめになったのである。

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投稿者 numabun : 01:33 | コメント (0)

2005年02月04日

節分

Nはたった一人で豆まきを行った。豆はあらかじめ高幡不動で魔よけされたものを使った。玄関、居間、風呂場、トイレ、もの置き。しかし「鬼はーそと」「福はーうち」を言うタイミングが一人だとなかなか難しい。

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投稿者 numabun : 03:32 | コメント (0)

2005年02月02日

万葉植物園

Nは近所にある万葉植物園に自転車で出掛けて行った。それは今から40年程前、偉いお坊さんが地元にある野草を集めて植えた国分寺内の庭であり、それぞれの草木に名前と、対応する万葉集のうたが立て札に書かれて添えてある。

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投稿者 numabun : 03:30 | コメント (0)

2005年02月01日

志茂田カゲキ

Nはテレビで志茂田カゲキを見た。ドキュメンタリー番組で久々に見る彼はいつのまにかすっかり、色気の抜けた、青年のような鋭さを持つおじいに成り変わっていた。若き日の彼は貧乏生活の後作家としての名声を得、その波に乗って陰で支えつづけた妻と子供を捨てようとしたんだそうだが、その頃のことを「僕はなんだか遠くにある花畑を一人で歩きたがっていたのかも」と振りかえっていた。

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投稿者 numabun : 01:28 | コメント (0)

2005年01月31日

日記を共有する

Nはもうずっと長い間博文館の当用日記を愛用してきた。その箱入り日記帳は鍵こそ掛からないものの、人に見られない事を前提にた書き込まれ続けててきたのだが、例えば不慮の事故などなんらかの原因でN自身の管理が難しくなった時にはどうせ誰かに見られるんだろうとは思っていたので、秘密と言うよりはフィクションめいている。その日に見た卑猥な夢の事などは、どんなにかエロスで印象に残って、実生活に影響を与えるほどであっても記されていないのだ。この日記はそれよりも公なものにあたるのだろうが、Nにはいまいち距離の取り方が分からない。頑張って欲しい。

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投稿者 numabun : 01:25 | コメント (0)