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2009年10月02日

東鳴子の銘酒「天音」

宮城県の東鳴子温泉に「天音(あまね)」という日本酒があります。

sake_amane.JPG

以前にちょろっとご紹介したお話ですが
4月中ごろ、鈴木広志 大口俊輔 東保光 小林武文の四人で宮城に行ってまいりまして、大場陽子さん作曲の「お酒の子守唄」をレコーディングしました。

宮城県北西部、加美郡加美町の田中酒造店は、230年の歴史を持つ伝統の酒蔵をもち、
昔ながらの手作業で日本酒を文字通り1本1本造っています。
そこで、我々が演奏した「お酒の子守唄」を、蔵で数ヶ月間じっくり聴かせながら熟成させて、出来上がったのが「天音」です。

今回9月25日の夜東京を出まして、深夜東鳴子温泉につきました。
歴史ある湯治旅館「勘七湯」の一室で、とりあえず乾杯となりまして早速「天音」を一杯・・・

う、うまいっ!!

ほのかに甘くて、さらっとして、飲みやすい
香りもまたやさしい。。

こんな日本酒もあるのだなーと
いやいや、なにより自分たちの演奏を何回も(計算したところ14000回くらい?)聴きながら熟成したお酒なんて、そう飲めるもんじゃあないですね。感無量。

今回は、鈴木広志 大口俊輔 東保光 小林武文の四人でオリジナルの曲の演奏と、「お酒の子守唄」、鳴子に実際に住んでいらっしゃる5人女性、その方たちの生い立ち・歴史を聞き取って、それを題材に、大場さんが作曲した5つの美しい曲も演奏しました。
どれも、やさしく、つよく、うつくしく、愛を含んだ曲たちでした。

naruko_set.jpg
今回はチューニングペダル付フロアとスネア、ジャンベなどのほかに、コメットベル、エンゲルハート、左のほうにガムランの「ガンサ」とシンギングボウルといった金物類が多いです。
(珍しく、使用セットについてご紹介。写真はピンボケ)

会場は鳴子スポーツセンター。いわば小学校の体育館のようなところだったのですが、仙台から来てくれたPAさんがすばらしく、とてもよい音でやらせていただきました。

東鳴子温泉。伊香保とか熱海とかのようないわゆる温泉街とは全く違いますが、落ち着いた、とてもよい温泉場です。
現代、なかなか湯治という習慣はなくなっていますが、東鳴子温泉は「湯治」という温泉の過ごし方をいまでも大事にしている、静かな温泉街です。
今回は車で夜中到着、翌日昼本番夜打ち上げて、次の日車で早朝出発夕方全員神奈川で仕事という、結構ハードな行程でしたが、「勘七湯」で温泉に何回か入れたせいか、東京に戻ってみて、意外に疲れていませんでした。

仕事や生活に(笑)に疲れた方は、一度足を運んでみて欲しい場所です。そして「天音」を飲んでみてください。「天音」は東鳴子でしか購入できないのです。

東鳴子には行けないが、「天音」はどうしても飲んでみたいなーというかたは東鳴子の尾形商店 TEL0229-82-2258 まで。
直接注文すれば、配送も受け付けてくれるそうです。

で、この4人によるライブが10月9日金曜日にあるのです。
なんとガムランを使った「お酒の子守唄」も演奏予定です。
この曲は実はもうしばらくは生で聴くことが出来ません。
金曜の夜、是非祐天寺まで足を運んでみてください。
席に限りがありますので、ご予約をお勧めします。

10月9日金曜日 サケビョウブコネクション at 祐天寺FJ's

鈴木広志 sax 大口俊輔 p,acc
東保光 contrabass 小林武文 percussion

Cafe & Livespot FJ's(エフジェイズ)
東京都目黒区中目黒5-1-20
03-3760-2825

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